ペットボトルで気軽に冷たいお茶を買える時代。でも、自宅でつくれば、より本格的で美味しい水出し冷茶を楽しむことができます。最近はカンタンに水出し冷茶をつくれる、フィルター(茶漉し)付きのボトルも人気です。
特に煎茶は低温でじっくりと抽出することで、苦味や渋味の元であるカテキンやカフェインの抽出が抑えられ、テアニン(アミノ酸)のまろやかな旨味や甘味をたっぷりと味わうことができます。また、リラックス作用のあるテアニンはカフェインの興奮作用を抑制し、寝る前に摂ると睡眠の質を高めてくれると言われています。さらに、熱で壊れやすいビタミンCやミネラルも、水出しなら損なうことなく摂ることができるので、健康や美容ため、そして熱中症対策にもオススメです。
今回はこれからの暑い時期にゴクゴクと飲むことができる、水出し冷茶のカンタンなつくり方をご紹介します。
①ボトルに茶葉を入れる
水1Lに対して茶葉10g程度を入れます。茶葉の量はお好みの味の濃さで調整しましょう。
フィルター付きのボトルではない場合は、お茶パックを利用すると茶葉を捨てやすくて便利です。(ハトハのティーバッグの場合は3個程度)
②ボトルに水を入れる
茶葉を入れたら水を注ぎます。ミネラルウォーターや浄水ならより美味しくできます。
③冷蔵庫で一晩冷やして完成!
夜寝る前につくって冷蔵庫で一晩抽出しておけば、翌朝は美味しい冷茶で爽やかに目覚めることができます。
つくった水出し冷茶はできれば1日で飲み切りましょう。必要以上に茶葉を水に浸しておくと、苦味やエグみが出てしまいます。
<お急ぎの場合>
②の手順で水の量を半分にして、常温でしばらく抽出します。抽出時間はお茶の種類によって異なります。葉の細かい深蒸し茶などの場合は30分ほど、葉の大きい普通煎茶やほうじ茶などの場合は2時間ほど抽出してください。
お好みの濃さになったらたくさんの氷を投入して急冷します。
ご家庭で丁寧につくったお料理も、丁寧につくったお茶とならもっと美味しくなるはず。
水出し冷茶で、暑い季節を乗り切りましょう。